男性ホルモンを減らす

男性ホルモンを減らして、脱毛?

体毛が太く、濃くなるのは、これは男性ホルモンの作用といわれています。では、男性ホルモンの分泌を抑えれば、ムダ毛も薄くなるのでしょうか。

 

これについてはまず、男性と女性では事情が異なってきます。

 

男性と女性

 

女性の場合

ホルモンのバランスが乱れると、女性でも口ひげのような濃い毛が生える方があります。しかしこれは、男性ホルモンが増えるから、というよりも、女性ホルモンの分泌がスムーズに働いていないために起こります。

 

女性ホルモンは卵巣で生成され、脳の視床下部と下垂体の命令によって分泌されています。しかし、ストレスや疲労、栄養不良などによって卵巣と脳の間の情報交換がうまくいかなくなると、ホルモンが正常に分泌されなくなります。そして女性ホルモンの働きが弱まると、代わりに男性ホルモンが強く働くようになり、前述のように毛が濃くなる、という現象が起こります。

 

ここからわかるように、女性の場合は、体毛を司るのはあくまでも女性ホルモンであって、男性ホルモンのかかわりは低いということです。

 

男性の場合

男性は、栄養状態や生活の仕方などで男性ホルモンの分泌量が変わってきます。

 

赤身肉などの高タンパク質食品や、コレステロール(卵)、亜鉛(牡蠣)などは、男性ホルモンの分泌を促進します。他には、充分な睡眠や適度な運動なども、男性ホルモンを分泌させます。

 

つまり、ムダ毛を薄くするためにはこれらを生活から排除すればよいということになるのですが、それはかなり問題がありますよね。

 

男性ホルモンが活発に分泌されているのは、男性にとって健康な状態です。抑毛のためにホルモン分泌が低下するような生活を心がけるというのは、言わば心身を不健康にするということで、これはちょっとおすすめできない方法といえます。

 

特に、亜鉛を制限するのは危険ですよ。亜鉛は男性ホルモンのテストステロンの生成に直接かかわっているミネラルですから、不足すると確かにテストステロンを減少させることができます。しかし、亜鉛は細胞分裂から栄養の代謝、免疫機能など、体を正常に維持するために不可欠なミネラルです。

 

また、減少したテストステロンの働きを補うために酵素が分泌されますが、この補酵素が薄毛の直接の要因になることが、近年分かっています。男性ホルモンの抑制は、試さない方が無難です。